はと麦とは

はと麦は1年生草本、つまり1年経って完成する、木にはならない植物のことです。高さは１～1.5ｍ、葉の長さは30～60㎝、幅は2～4㎝の広線形、夏に葉の付け根あたりから、形のそろわない長短の柄を持つ花穂数個が束になって出ます。果実は長楕円形で噛むとわずかに甘い味がします。原産地は中国南部です。
日本には中国から江戸時代に伝わったようです。
はと麦の名前の由来は、鳩が好んで食べるからとか、殻をむいた子実の形が鳩に似ているからとか、多くの収穫ができることから「八斗麦」と名付けられたという説など諸説あります。

「はと麦茶」ははと麦の種子を焙煎したものです。はと麦の種子を脱穀して乾燥させたものが漢方薬でヨクイニンと呼ばれるもので、昔からイボ取りの薬として用いられていました。大昔は現代のように科学的分析が出来ない時代でしたが、経験則に基づいてはと麦に美肌効果があるとわかっていましたから、現代まで飲み続けられてきたわけです。

はと麦の栄養成分及び健康効果

■精米に比べて2倍以上ものたんぱく質
■精米に比べて約8倍もの食物繊維
■脂質やカルシウム、鉄分、ビタミンＢ1、ビタミンＢ2などを豊富に含みます。
ハトムギの健康効果として、生活習慣病の予防・アレルギーの抑制・美肌効果・老廃物の排泄・胃を丈夫にするなど。

高千穂産の「はと麦茶」ができるまで

宮崎県の神話のふるさとで全国的に有名な高千穂町、自然豊かな肥沃な土壌で育てられる高級はと麦は、除草剤を使わない手間のかかる人の手による草抜きで大切に栽培されてきました。
やがて、大地の力を蓄えられたはと麦は秋に収穫され、焙煎し非常に柔らかい味わいをした「はと麦茶」に仕上がります。
手間暇かけた高千穂産の「はと麦茶」は、国産なので安心して飲め、普段の飲み物の定番にされますと、美肌にもよくデトックス効果を発揮する健康茶になります。